今回は、龍が如くシリーズの『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』をレビューします。

海賊がテーマの異質な龍が如くシリーズです。他シリーズと違った面白さがあります。

| タイトル | 龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii |
| ジャンル | アクションアドベンチャー |
| 対応機種 | PS5, PS4, Xbox Series X/S, Xbox One, PC(Windows), PC(Steam) |
| プレイ時間 | 55時間 |
| クリア状況 | クリア済み(実績コンプリート) |
| 評価 | パパすけ: |
龍が如く8が発売されてから1年後に発売された外伝作品です。開発スピードどうなってるんだ…。
本作の主人公はシリーズでもお馴染みの真島吾朗です。龍が如く8から半年後のストーリーになっているので、龍が如く8を先にプレイした方が楽しめます。今回、戦闘に目新しさがあり、楽しいです。また、外伝ということもあってか、ストーリーのボリュームがちょうどよかったです。
春日が主人公の龍が如く7, 8はコマンド戦闘でしたが、本作は桐生が主人公の過去作と同様のアクション戦闘になっています。従来の街中で絡まれて戦闘というのもありますが、海賊船の船同士の戦闘や、船上での敵味方入り乱れての戦闘など、戦闘の楽しさが際立つ龍が如くだと思いました。

敵と味方が多くて、無双シリーズだっけ?と錯覚します。
ゲーム内容
龍が如くシリーズであり、外伝と名がついてはいますが、本編のシリーズとは繋がっていて、龍が如く8の続きの話になります。龍が如く8のネタバレがガンガン出てくるので、龍が如く8未プレイであれば、そちらを先にプレイ推奨です。(ネタバレ気にしないのであれば、本作だけでも楽しめます。)

本作の主人公真島は、記憶を無くした状態で浜辺に打ち上げられます。島の少年ノアに命を助けられ、物語が始まります。ノアと関わっていくうちに海賊の世界へと踏み出していきます。

ヤクザの世界をテーマとするリアル思考の龍が如くとは世界観が全く異なる海賊の話です。まあ、龍が如くはリアル思考に見えて、なんでもありな世界なので、海賊出てきても気にしなくていいですね

戦闘はアクションです。狂犬スタイルとパイレーツスタイルの二種類の戦闘スタイルで戦えます。ハワイなど街中では真島っぽいドスやスピード感のある戦闘ができる狂犬スタイル、ハワイ以外の場所では海賊道具を使用した戦闘のパイレーツスタイルがデフォルトのスタイルとなっています。
本作は船を操作し、島から島へと移動することができます。移動途中で雑魚海賊船と出くわすと船での砲撃戦が発生します。砲撃戦は左舷と右舷と中央に設置された大砲を使い分け、敵船を沈めます。船を一時的に加速させたり、ドリフトのような動きもすることができるので、相手の砲撃もうまく操作すれば避けることができます。
ボスの海賊船との戦闘では砲撃戦の後に海上決戦が発生し、乗組員たちと一緒に敵海賊と船上で乱戦が発生します。敵を全滅させれば勝ちになります。

龍が如くと言えばサブ要素です。サブ要素があるのはハワイや一部の島のみです。外伝と言えどもサブストーリーやプレイスポットが豊富にあります。本作は龍が如く8の続きということで、サブストーリーには8で出てきたキャラのその後の話も出てきたりします。こちらも8をプレイしておくと面白みが増しますね。
プレイスポットは龍が如く8のハワイでできたことが継承されています。クレイジーデリバリーや不審者スナップなどはありますが、スジモンやドンドコ島はないので注意です。
また、今回は海賊ということでお宝集めがあります。お宝は島を巡ることで手に入ったり、ハワイなどに隠されたりもしています。また、プレイスポットの景品としてお宝がある場合も…。お宝がないとストーリーが進まないわけではないので、収集要素になります。

お宝とかってコンプリートしたくなっちゃいますよね。ちなみに僕はコンプリートしてません。

真島自体の強化は海賊の名声ポイントとお金で能力アップすることができます。名声ポイントは龍が如くシリーズではよくある「~を何回する」とかをクリアすると勝手に上がっていきます。
今回は海戦があることで、船の設備を買ったり、船員をスカウトしたりする要素があります。船員は街中やサブストーリー、プレイスポットなどで仲間にできます。船員もそれぞれレベルがあり、戦うことで成長します。
プレイの感想
熱中レベル
このゲームをプレイしたときのプレイ時間に対しての熱中度の推移をグラフ化してみました。熱中度を10段階評価として、0時間の熱中レベルはプレイ前の期待度としています。

龍が如く8をクリアしていたので興味はありましたが、発売直後は別のゲームをやっていたのでスルー。やっていたゲームが終わったタイミングで、始めてみました。船の戦闘はどうなんだろうと、期待値が高かったわけではありませんでした。
いざプレイしてみると、船の戦闘は難しかったですが、船員を配置したり、大砲をそろえたりと楽しかったです。海上の戦闘で敵と味方が入り乱れる戦いも楽しかったです。この時期は龍が如く8外伝2を作ってほしいというくらい、この海賊路線が外伝で終わってしまうのがもったいないと感じていました。
戦闘には慣れてきて目新しさもなくなってきたので、少し熱中度は落ち着きました。ただ、ストーリーは展開していってくれるので、熱中度が落ちすぎることはありませんでした。
だんだんとラストが見えてくるような展開になってきて熱中してきました。カスタマイズも終わりが見えてきます。
エンディングに到達して、実績がコンプリートできそうだったので目指しました。ストーリー上の敵よりも強い敵がいたので、その分楽しめました。
Goodポイント

①ストーリーが中だるみせず、全体のボリュームもちょうどよい
②海賊の戦闘が楽しい
③仲間集めや収集要素が楽しい
①ストーリーが中だるみせず、全体のボリュームもちょうどよい

やっぱりストーリーがいいですよね。主人公の真島の頼りになる感じがすごいあります。なんなら、桐生や春日より、言動に安心感があります(狂犬のはずなのになんでだろう…笑)。真島と少年ノアを主軸にストーリーが展開しますが、龍が如くながらハートフルさを感じる場面もありました。
龍が如く8より1章分が長いですが、外伝なので章構成が少なくなっていました。ただ、章構成が少ない分、ストーリーに中だるみがなく、テンポよくストーリーが展開されているイメージがありました。昨今のRPGは長すぎるので、個人的にはこれくらいがいいですね。

龍が如く8は途中で長いなあと感じる場面があったので、コンパクトに仕上がってていいです。結局サブでプレイ時間がかさむから、これくらいがちょうどいい。
②海賊の戦闘が楽しい

龍が如く8がコマンドRPGだったからなのか、アクションを欲していたようで、通常のアクション戦闘も楽しめました。真島の戦闘スタイル的にスピーディでよかったです。難易度的にも一番上のプロフェッショナルにしてましたが、ストーリー上ではそれほど苦戦することもなく、ちょうどいい感じでした。(ストーリー以外だと一部難易度が高い部分はありました。)
また、今回は砲撃戦があるため、船での戦闘が新鮮に感じました。最初は操縦が難しいですが、慣れてくると敵の攻撃をうまくかわしつつ砲撃を当てたりして、気持ちがいいです。
砲撃戦の後の海上決戦では、仲間と敵が入り乱れて戦闘するので、無双みたいになって楽しいです。味方が強いとあっという間に敵を全滅させてしまいますが、敵が強いと最後自分対大勢になったりして苦しいので、この戦闘に関してはテクニックより仲間のレベルが重要かなという感じはします。

海上決戦での味方全滅、敵大勢は絶望…。敵船長が知らない間にやられているのは滑稽ですね。
③仲間集めや収集要素が楽しい

海賊船の戦闘では大砲を使って戦います。大砲はお金で強化したり、素材を使って作ってもらったりすることができます。船員は砲撃戦への参加と海上決戦への参加で数十人配置することができます。仲間はそれぞれステータスがあるので、どこに配置させるのがいいかなど考えるのも楽しいです。
仲間は街中やサブストーリー、プレイスポットなどでスカウトすることができます。龍が如く8でも出てきたキャラ達を仲間にできるのはうれしいですね。スカウトできる条件もそれぞれ違うので、条件を達成するのも楽しみの一つになります。
今回は、収集要素として仲間を集めるだけでなく、お宝集めもあるのがいいです。お宝図鑑のようなものがありますが、こういう収集系の要素が埋まっていくのを見るのが好きな人なのでうれしいです。
また、ハワイのお店やプレイスポットの景品として真島の着せ替えや船の装飾などがあります。龍が如く8のプレイスポットの景品はあまり魅力を感じるものが少なかったイメージですが、こういう収集要素が景品だとやる気が少し出るのでいいと思いました。(逆に、プレイスポットに収集要素の景品を置かれることが嫌な人もいると思います。)
Badポイント

①砲撃戦の雑魚敵戦が面倒
②仲間の船員の個性を感じにくい
①砲撃戦の雑魚敵戦が面倒
Goodポイントに戦闘が楽しいと書きました。しかし、砲撃戦に関してはボス戦に限ります。本作、島から島へ移動するために船を使いますが、その道中、海賊船に襲われます。砲撃戦の雑魚敵戦になりますが、大体数隻が襲ってきます。強い海域だと雑魚船でもそこそこ体力が高い上に数隻もいるので、1回の戦闘時間が長くなりがちです。戦闘が長く、テンポが悪くなるのは少し残念な点です。
海上には船が加速する輪っかのようなものがあり、そこを通過すると島への移動が速くなりますが、雑魚船も近くにいて戦闘が発生してしまうので、いやらしい配置でした。
船の移動では、海域にある灯台でファストトラベルができます。島にお宝を探索に行って戻るとき、雑魚船も復活しますが、灯台以外の場所からはファストトラベルできないので戻るために再び雑魚船と戦わなければいけないのも面倒臭いです。
②仲間の船員の個性を感じにくい
本作は数多くの仲間を船に乗せることができます。ステータスも戦闘のためのHPと攻撃力と防御力、船戦闘のための砲撃力と整備力があります。あとは副船長や戦闘時の部隊の隊長特性などが個性としてあります。また、レア度もあります。
これだけ聞くと色々な要素があるなという感じはするのですが、レベルが上がるとレア度が同じキャラのステータスは似たりよったりだなと感じることが多いです。海上戦闘もすぐに終わってしまうので、キャラが活躍したのかどうかもわかりませんし、ステータスの違いを感じにくいです。結局レア度高くてレベル高ければいいという感じもあり、何かキャラの活躍が見れたらよかったなと思いました。
また、戦闘に負けたりすると船員のやる気も下がるので、プレゼントを渡したり、宴会を開くことでやる気を回復させたりできますが、普段はそれほど下がらないのでこのシステムを活かす機会が多くなかったことは残念です。むしろ、主要キャラ以外の仲間キャラは仲間になった後はプレゼントを渡すことしかできず、会話をしてくれないことの方が残念でした。
評価
| 評価 | |
| パパすけ |

総じて、海賊テーマの龍が如くは、船戦闘や仲間集め含めて面白かったです。外伝なので、もう続編としてこのシステムがなくなってしまうのは残念でした。真島が主人公はかっこよくて好きでした。ストーリーもキュッとしまっていて、エンディングまで退屈しませんでした。全体的に外伝なのか?という完成度だったと思います。


